海外医薬品を個人輸入をすると説明書きも英語などの外国語が使われています。
海外製でも医薬品ですので、基本的な服用時の注意点は共通点があり、殆どの場合は「それ」さえ守れば問題がありません。
注意点としては各薬ごとの副作用や禁忌事項ですので、それぞれ確認をして下さい。
海外医薬品の扱いの口コミでみる注意点
薬成分からくる効果・効能は世界共通では同じではありますが、海外から購入された医薬品で服用を已まる事があります。
これは、同じ成分の製品が国内でも処方されたり、ドラッグストアーでも購入できる場合があることでもあります。
一般的には病院で処方されるお薬は高濃度で、同じ成分がドラッグストアーで購入できる場合においては1錠、1カプセルあたりが低成分となっています。
そして特に海外の処方箋薬は日本の規格よりも高濃度となっている場合があります。
そのため、海外旅行で医薬品を購入したことがある人が良くう口にする事としては「海外の医薬品は効果が強い」「すぐに眠くなる」「胃があれる」等々を口コミで聞かれた事は無いでしょうか。
海外医薬品で良く耳にする失敗は、
海外製と日本製とでは1錠あたりの成分の濃度が異なる事があります。
成分名と成分濃度を良く確認してから服用する事をおススメします。
お水かぬるま湯で服用する理由
水なしでお薬の服用が出来る方もいますが注意が必要です。
飲み込めれば良いのではなく、正しい箇所にお薬が届けられる必要があります。
お薬はコップ一杯(水、ぬるま湯)約200mlの用量で飲むように考えられております。
十分な薬の効果を得るためには正しい飲み方を守る必要があります。
お薬を服用時の水量が不十分ですと食道の途中にお薬が引っ掛かり、十分な効果を得られない場合があります。
また、お薬が食道で張り付き、その場所で溶けてしまうと食道潰瘍を引き起こす場合もあります。また、温度も重要で、熱湯での服用は、薬効成分が温度で分解され、十分な薬効を発揮しない場合も考えられますので注意が必要です。
特にゼラチン製のカプセルなどは唾液などだけでは粘着性を発揮して喉や食堂にはりついてしまいますね。
ですので、十分な量のお水でお薬を流し込んでください。
水以外の飲み物での服用
多くの飲料がお薬に何らかの影響を与える可能性があります。
牛乳
毎日、牛乳やお茶を飲む習慣があると、つい、お薬と一緒に飲んでしまうことは無いでしょうか。
例えば、牛乳は腸に薄い膜(まく)を作り、また、カルシウムが薬成分と結びつき十分な薬効を発揮しない場合があります。
特に牛乳は併用でなくとも飲んだ後は2時間程度の時間をずらしてから薬を服用するようにしてください。
お茶
これは鉄欠乏性貧血などの治療薬の場合は「鉄剤」がタンニンと結合するため必要な成分が吸収されなくなると言われています。
服用時の水分は実は殆ど影響がないと言われていますが、やはり水やぬるま湯での服用が一番安全かと思います。
カフェイン
コーヒーなどに含まれるカフェインには胃酸の分泌を促すので、胃腸の状態が正常な状態ではなくなります。
また、カフェインが薬の成分と結びついて副作用が強く出る場合もありますし、精神安定剤や眠剤などでは、カフェインの興奮作用により効果が得られない事もありますので注意が必要です。
炭酸飲料
制酸剤を含む胃薬では、炭酸と反応してしまうため効果が激減する事もあります。
健康のために炭酸水をお水代わりに飲んでいる方も注意が必要ですね。
柑橘系ジュースでの服用
グレープフルーツなのどの柑橘系には薬と併用すると薬の効果や副作用が強く出たりする場合があります。
薬を代謝には酵素(チトクロームP450 (CYPs))の働きが必要ですが、柑橘類にはこの働きを阻害します。
色々、好ましくない飲料がありますが、基本は水かぬるま湯での薬の服用をお勧め致します。
アルコール
言うまでもありませんが、アルコールは効果や副作用を強めますので厳禁です。
噛んでの服用は利点はありません
効果が高そうだからといって噛んだり、砕いたりして薬は服用しないでください。
噛んでの服用は苦かったりしますので、通常はそのような方はいないとは思いますが、
☑薬の効果が高そう
☑薬の効きが早そう
等と思い込んでいる方がいるかしれません。
ですが、噛んだり、砕いたりするのは良くありません。もちろん、カプセルを分解しての服用も良くはありません。
お年寄りの方は喉が細いために錠剤が飲みにくい等の理由で、このようにしている方もいるようです。
お薬の種類によっては期待した効果が出ない場合もありますので、お薬は錠剤のままでのむようにして下さい。
例えば、錠剤の薬ですが、1つの錠剤の作りは幾つもの層にコーティングされています。
この錠剤構成によって、適切な場所で適切な効果が現れるような設計がされています。
ですので、砕いたり、潰したりして服用すると期待した効果が発揮されません。
お薬服用の3つのタイミング
指定されたタイミングで服用をしなければ最適な効果が発揮されません。
食前
食事の前の服用がより良い効果を発揮します。食事の前の30~60分前の服用が必要。
食後
恐らく一番間違えが多いのが、このタイミングかと思います。
これは食後30分以内に服用する意味になります。
お薬の成分が強いため服用で胃が荒れやすくなるお薬の服用タイミングは、胃の中に食べ物が残っている状態で服用します。
食間
食事をしている最中の服用では。食事から2時間後の空腹時に服用します。
説明をよく確認して飲むタイミングも注意をして下さい。